人間ドックを受ける場合、いつ受けるのが良いかという問題があります。しかし医療提供側としては受けるのがいつであるかよりも、毎年同じくらいの時期に継続的に受診する習慣を持ってもらうことの方が重要であると考えています。健康診断や人間ドックは、その検査を受けた時点での情報を記録するものですので、あくまでも点としてのデータでしかありません。その時点の結果だけでも有意義なものであることには変わりありませんが、可能であれば１年単位での変化を見ることが出来ればより有意義な結果につながっていくでしょう。

そのため同じ時期に継続的に受けることが重要であると言えます。その意味では１年のどの時期に受けても問題はないと言えるでしょう。しかし受ける側の立場になった場合、安いコストで受けたいと考えているのであれば冬の時期の受診がお勧めです。特に忘年会や新年会が盛んになる年末年始は色々と忙しいということもあり人間ドックの需要が最低ラインに落ち込む時期であると言えます。

この様な時期においては受診するための費用に割引が行われるなどの対応が行われていることが少なくなく、コスト面については他の時期に比べて有利な条件が整っているとも言えるでしょう。この様な仕組みを活用してより良い条件で人間ドックを受けることができるように検討することが望まれています。一般には春から夏にかけて受診を希望する人が多いのですが、冬の時期を選んで受診することにはそれ相応のメリットがあるのです。