脊椎は人間の体を支えるための重要な骨です。この脊椎の精密検査のための人間ドックは脊椎ドックと言われています。脊椎ドックでは、頚椎・胸椎・腰椎の3つの部分に分けて検査が行われます。ただし、人間ドックの機関によっては首と腰の両方の検査をまとめて脊椎ドックと言ったり、3つの椎骨の検査を行うという意味で全脊椎ドックというなど、名称が異なるケースもあります。
脊椎ドックを受ける場合には、検査内容をしっかりと確認してから受けるべきです。脊椎ドックでは脊椎疾患を行い、これにオプションとして一般検査を付けられる場合もあります。脊椎疾患に対しては、頚椎・胸椎・腰椎の3つに対してそれぞれMRI(磁気共鳴画像)とCT(コンピューター断層撮影)を行います。また、レントゲンも撮ります。
脊椎ドックの費用は検査に使う機械によって大きく異なります。高額なのはMRIとCTを両方使う所です。ただし、最新のMRIを使っている施設であれば、CTを撮らなくてもMRIとレントゲン撮影だけでも十分正確な検査を受けることが可能です。予算と相談してどの施設を利用するかを決めると良いでしょう。
ちなみに、MRIとCTを併用する場合、CTの撮影は半日~1日ほどの長い時間がかかる事もあります。時間が取れない人であれば、最新のMRIを使っている所で、それにレントゲン写真をプラスして検査結果を出してくれる所にすると良いかもしれません。脊椎に不安のある人は、このような人間ドックを利用しましょう。