人間ドックは隅々まで調べられる?

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ホーチミン健康診断医療

「人間ドックを受けておいて良かった」という場合、おそらく早期発見で早期治療に結び付けられた場合と考えられます。人間ドックは健康診断などよりも精密で、検査項目の対象が多い為、特定の部位に関して検査する事が出来ます。検査項目は100種類以上とも言われているので、もちろんすべての検査を受けるわけにはいきません。一つの検査だけで全ての健康リスクが見つかれば理想的ですが、それは不可能に近い話です。

ではどうするかと言うと、自分の年齢・性別・生活習慣・遺伝的要素などを考慮して、特に確率が高い病気に対する検査に絞って受けるのです。例えば40代の男性で喫煙者・毎日お酒を飲む・親戚にがん患者がいる、などの要素があるならば、胃がん・肺がん・大腸がんなどのリスクが高くなります。なので、これに対して上部消化管造影検査・便潜血検査・胸部レントゲン検査などを受けておくと、最もリスクの高い病気の有無が調べられるということです。確かにこれだけでは体の隅々まで調べたわけではないので、十分とは言えないかもしれません。

しかし、それを言っていては常に病気に対してビクビクして暮らしていなければいけませんし、そうなればQOL(生活の質)も下がってしまいます。人間ドックは統計的に受けておきたい検査を絞り込むという特性があります。すべての検査を受けることは不可能に近いからです。しかし、それでも多くの場合は十分満遍なく検査が行われます。

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